今回は、慈眼院に取材に伺い、副住職の橋爪さんにお話をお聞きしました!大きな白衣観音が高崎のシンボルとして有名な慈眼院ですが、他にも多くの魅力があることがわかりました。この記事では、慈眼院を詳しく知ることができるお話とおすすめの観光スポットを紹介します!
慈眼院の読み方とご利益
まず、慈眼院の読み方をご存じでしょうか?正しい読み方は「じげんいん」で、「じがんいん」とは読みません。慈眼院は良縁を取り持ち、悪縁を断つご利益があり、恋愛はもちろん、仲間や家族との縁も築いてくれます。その他にも、仏教の教えに基づくさまざまなご利益を受けることができます。
慈眼院のシンボル:白衣観音
慈眼院といえば白衣観音様が有名です。毎日目にする方も多いのではないでしょうか?
この観音様は、日本で一番大きい観音様で、群馬に住む私たちをあたたかく見守っていてくださいます。日々たくさんの方がこの観音様へのお参りに足を運んでいます。
白衣観音様は1936年に高崎の実業家、井上保三郎さんによって建立されました。彼は高崎十五連隊で亡くなった人たちの魂を慰め、観世音菩薩のやさしい光をみんなに届けたいと祈り、この観音様を作ったそうです。
そして、この観音様をお守りするために、高野山から移されたお寺が慈眼院です。
ご本尊の聖観音様
みなさん、白衣観音様については詳しくご存知の方が多いのではないでしょうか?
そこで、今回は有名な白衣観音様ではなく、慈眼院のご本尊である聖観音様についてご紹介します。この聖観音様は、鎌倉時代中期に鎌倉坂の下村の安左衛門という文人が、由比ヶ浜で漁した時に、網にかかって上がった尊像であると記されているそうです。まさかの旅をされている聖観音様に驚きです!
私は仏像が好きで、博物館などいろんな所に足を運んでいるのですが、海で拾われた仏像を見たのは初めてだったので驚きと感動を感じました。
実際に拝見したところ、お顔立ちが凛としており、微笑みも浮かべられていました。この特徴から、飛鳥時代に作られた仏像と相通じるような観音様でした。
この聖観音様は、願いごと全般が叶う「所願成就」というありがたい効果があると言われています。
これから慈眼院さんに足を運ばれる際には、白衣観音様だけでなく聖観音様にもお参りしてみてください。
周辺のおすすめスポット
次に、慈眼院の周辺のおすすめスポットを紹介します。
- 白衣観音
人気スポット第一位はやはり観音様です。大きな観音様はとても迫力があり、私も圧倒されてしまいました。下から見上げる設計になっているので、観音様は、少し前かがみになっていて、観音様の足元から見上げたところが一番綺麗に見えるように設計されています。また、観音様の中に入ることができます。全部で9階まであり、階段を上って上まで上がっていきます。中には20体の仏像があり、その仏像の説明もあるので、とても面白いです。9階まで登るのは大変だと感じる人もいるかもしれませんが、あっという間に9階についてしまいます。景色を見ることが出来る小さな窓もあり、高崎や群馬の綺麗な山々を見ることができます。
- 光音堂
第二位は光音堂です。観音様の後ろにあり、別名で「一願観音」と呼ばれ、一つだけ願いを叶えてくれるそうです。ぜひ行ったときには叶えたい願い事をひとつだけをお願いしてみてください
- 一路堂
第三位は一路堂です。カフェになっており、精進料理やコーヒー、ケーキなどがあります。精進料理は現代風になっており、食べやすく、美味しいことから人気になっています。私が行ったときにもすでに満席だったので、予約することをおすすめします。
その他にも、学業・合格祈願のご利益がある大師堂、観音もなかで有名な観音茶屋、ふくろうに会えるかどや食堂など、たくさんの楽しめる場所があります。皆さんもぜひ足を運んでみてください!